2016年7月9日土曜日

ピアノの先生




(日比谷公園のキノコ)



小学生の時に習っていた

ピアノの先生を思い出しました。

先生は女性だったけど

ウインドサーフィンが趣味で

いつも焼けててすごく豪快でした。



けっこう厳しくて

私は覚えてないのですが

先生の話だと

レッスンが始まる前から

私が泣き出していたそうです。

いつも家であんまり練習してなくて

先生の部屋で一人で練習させられた時も

ありました。



発表会の曲を決める時

先生が

「唯ちゃんはモーツァルトが好きだから」

と言って

ちょっと難しい曲を

聴かせてくれて

練習が始まったのですが

最初の1週間だけすごく頑張って

あとは飽きてしまって

練習もあまりせず…

発表会もグダグダでした。



その後、中学受験のために

塾に入るという言い訳で

ピアノ教室を辞めたいと言ったら

先生が無料でもいいから続けたほうがいい

ここで止めたら全部、中途半端になる

と言ってくれて

でも辞めちゃいました。



あとになって

あの時、弾いたモーツァルトの曲は

ピアノのコンテストでよく弾かれる曲

だと聞きました。




先生がどんな意図だったのかは

分からないけど

愛をもって厳しく接してくれて

いたんだなと感じます。

あの時は怖いとしか思えなかったけど…

今なら分かる先生の優しさです。




また先生に会いたいです。




Sei