2012年4月25日水曜日

ヨーロッパ

今朝のニュースで見ましたが、ヨーロッパで極右政党が台頭しているようです。
なかにはナチスのようなシンボルを掲げているところもありました。

失業や国家の財政破綻危機など経済的に不安定な中で、人々の不安が内向きの国民主義や他者排除に向かっているのでしょうか。
前に先生が、情勢が不安定になると人々は強いリーダーシップを持った人を支持する傾向があると言っていました。そのため極端な思想を持った者が台頭しやすくなり、その結果生まれたのがナチスドイツだったといいます。そのときもドイツはひどいインフレで経済不安が増加しており、そのはけ口として比較的裕福だったユダヤ人が標的になりました。

また日本でも小泉元首相が郵政民営化改革など、発言力やリーダーシップの高さを受けて圧倒的な支持を集めましたが、彼も靖国神社参拝を強行し右側寄りでした。

現在のヨーロッパの極右政党はEUに対して反発し、移民や統合政策に反対していますが、それがいつ特定の宗教や民族、特にユダヤ人に向かうかは時間の問題だと思います。

そして日曜日にヨーロッパにおけるイスラエル擁護団体の方たちが来たのも、こういった背景があるのかなと思いました。