2013年6月8日土曜日

憲法3



最近問題になっている96条は、憲法の改正の仕方を決めているところです。日本の憲法は、衆参両議員の2/3以上が賛成したら、国民に憲法改正を提案することができて、さらに国民投票で過半数の賛成があれば改正できますよとしています。つまりすごく厳しいんです。
だからまずはこの96条を改正してしまえという案もあるようですが…どちらにしても、条件は満たさなければなりません。
じゃあ改正できないのかというと、実は国民投票の過半数とは、国民の過半数ではなくて、有効投票の過半数です。だから、すごーく投票率が低くても賛成が半分を超えていれば改正できちゃいます。
ただ、その前の国会から提案するために2/3以上の発議賛成をとらなければなりません。戦争絶対反対をポリシーとする党は、おそらく絶対賛成しないでしょうから、その辺が大変なのではないかと思われます。
ただ一番怖いのは、無関心です。
特に関心もなく、気づいたら変わっていたというのでは遅いので…
その辺はちょっと前に公開された図書館戦争という映画が分かりやすいかもしれません。これは表現の自由をテーマに扱っていますが、国民が無関心のまま政府よる操作が進んでいたという恐ろしさを描いています。
いろいろ意見はあると思いますが、この国がどうなっていくのか、そこはちゃんと見ていかなければと思います。
Yui