昨日の官邸訪問でイギリス人の院生と話しました。
博士課程で日本語も話せるので、助かりました。
彼はマイノリティの人権についても調べているらしく、最近ゲイの人権を調べているようです(彼には日本人のガールフレンドがいます)。
そこで最近、オバマ大統領がゲイの結婚を認める発言をしたり、同性愛の聖職者が出てきたりとゲイ擁護の流れが来ていますが、なぜそんなふうになったのか気になっていたので聞いてみました。
彼は、理由は分からないけど、なんとなく全体的に「しょうがない」という空気になってきていると言っていました。そして教会も生き残るために、そういう流れにのるところが出てきているようです。
それを聞いて、終末だな~と思いました。聖書にはっきり罪と書いてあるのに、それすら「なんとなく」認められてしまう。
アメリカの裁判所では、裁判官の後ろの壁に「In God we trust」(アメリカ合衆国における公式な国家のモットー。「我々は神を信じる」という意味)と書かれてあります。これは、「この国が神を信じる限り、私たちは勝利する」という意味があるそうです。アメリカ建国はピューリタン(清教徒)の人々がイギリス国教会の迫害を逃れて始まったものですから、この「神」とはもちろん聖書に書かれている神さまです。
でもそのアメリカで同性の結婚を認めないことは憲法違反(違法)だという判決が出て、ヨーロッパでも同じようにゲイという権利が認められてきていることには、人々の思いの後ろ側になにかが働いているように感じました。
終末を思わされました。